こんにちは、ネギチです。
広報歴5年で、広報誌やwebサイトの企画・制作を担当しています。
冊子の制作は昔は出版社の仕事というイメージでしたが、今ではいろいろな用途で誰でも制作する機会があると思います。
たとえば
- 企業発行のPR誌、お客様向けの会報誌、従業員向けの社内報、株主向けのレポート
- 大学や学校発行の学術雑誌、PTA会報誌
- 地域自治体発行の広報誌、フリーペーパー
編集経験があまりない人が担当になることも少なくないのではないでしょうか。
そんなときに悩みの種になりやすいのが冊子のデザイン・レイアウト。
企画や原稿ももちろん重要ですが、おしゃれで洗練された冊子にしようと考えたらデザイン・レイアウトの検討は欠かせません。
「どうやって考えればいいの?」と悩んだとき、参考になるのがプロの作品です。
やはり一般向けに発売されている雑誌はよく考えられています。
今回はジャンルを問わず40誌に目を通し、その中からデザイン・レイアウトが参考になると思った厳選6誌を紹介します。
デザイン・レイアウトを参考にできる!おしゃれな雑誌6選
眺めるだけでわくわくする『Hanako(ハナコ)』
『Hanako』は創刊1988年、20~30代女性をターゲットとするライフスタイル情報誌です。注目のエリアや旬な特集から、グルメ・雑貨・グッズ・インテリア・ファッション・ビューティー・カルチャーまで幅広い情報を掲載しています。
最初に紹介するのは、私のイチオシ雑誌の『Hanako』。
この雑誌は全体的にクオリティが高くて大好きです!
かわいくて目を引くタイトルロゴに始まり、女性が好きそうな特集の数々。
その中でも特に秀逸なのが写真の使い方です。
見開きで迫力あるページがあったかと思えば、大小の写真がきれいに並べられたレイアウトもあり。バリエーションに富んでいますがどれもハイレベル。
一つひとつの写真も考えられた構図・トーンで思わず引き込まれてしまいます。
ぬくもりがあるデザイン 『OZ magazine (オズマガジン)』
『OZ magazine 』は1987年創刊、首都圏に住む20~30代のOLをターゲットにした情報誌です。「日常を丁寧に」過ごすことをメインメッセージとし、グルメ・ショッピング・トラベルなどの情報を掲載しています。
ぬくもりがあるデザインの参考には『OZ magazine 』がおすすめ。
洗練されているのにどこかノスタルジックな雰囲気がある雑誌です。
派手になり過ぎない美しい色使い、適所に配置されたイラスト、写真への書き込みなど随所に工夫が見られます。
シンプルを極める 『Pen(ペン)』
『Pen』は1998年創刊、男性向けのカルチャー・ライフスタイル誌です。ファッション・アート・デザイン・映画や音楽といったカルチャー、腕時計やクルマ、カメラといったプロダクトを掲載しています。
男性から見ても女性から見ても「カッコいい」雑誌だと思います。
そのときどきのテーマでテイストは異なりますが、とにかくシンプルでカッコいい。
余計なものはそぎ落とす。時にはあえて背景は真っ白に。時にはあえてモノクロで。
こだわり抜かれたシンプルは見る人の目を奪う美しさがあります。
難しいテーマもわかりやすく伝える 『FRaU(フラウ)』
『FRaU』は創刊1991年、知的で自由な大人の女性誌です。毎号のテーマが決まったカスタマイズマガジン。旅・ライフスタイル・ファッション・ビューティなどに加えて、SDGsといった社会問題もテーマに取り上げることで知られています。
女性誌で1冊まるまるSDGsを特集するという思い切りがいいですよね。
広報誌を制作するときには、ファッション・グルメのように見ているだけで楽しいテーマだけではなく難しいテーマを扱わなければならないことも多いと思います。
難しいテーマをいかにわかりやすくスタイリッシュに伝えるか、そのヒントを『FRaU』から得られるのではないでしょうか。
海外風でスタイリッシュ 『Honey(ハニー)』
『Honey』は2012年創刊、大人の女性のためのビーチライフスタイル誌。海とサーフィンをテーマに、女性サーファーが描く理想のライフスタイルを提案しています。
海外の雑誌のようなスタイリッシュな印象の雑誌です。
海をテーマにしているだけあって、自然の写真、海の写真がとても美しい。
特に写真を引き立たせる構図が上手く、配置や文字とのバランスが参考になります。
おしゃれの王道 『&Premium(アンドプレミアム)』
『&Premium』は2013年創刊、「上質なものを日々に付け加える」という意味が込められたライフスタイル誌です。ファッション・インテリア・日用品・ビューティー・食・旅・カルチャーなど、ベターライフに役立つ情報が掲載されています。
最後に紹介するのは、おしゃれ雑誌の紹介では外すことはできない『&Premium』。
表紙を見ただけで伝わってくる圧倒的おしゃれ感!
もちろん表紙だけではなく中身も上質な内容になっています。
マガジンハウスの雑誌はどれもおしゃれレベルが高いので、見ているだけでセンスがよくなるような気になります。
まとめ:冊子制作のデザイン・レイアウトはおしゃれ雑誌が参考になる
この記事では、広報担当が選ぶ「デザイン・レイアウトが参考になる雑誌」を紹介してきました。
- 『Hanako(ハナコ)』
- 『OZmagazine (オズマガジン)』
- 『Pen(ペン)』
- 『FRaU(フラウ)』
- 『Honey(ハニー)』
- 『&Premium(アンドプレミアム)』
いいものを作るには、まずは市場で評価されている「いいもの」に触れることが近道です。
その上で、目的に沿ったもの、オリジナルなものを作り上げていけばいいのではないでしょうか。
どういった雰囲気の冊子を作りたいかによって、似た雰囲気の雑誌をいくつか見てみるのもおすすめです。

いろいろ見て参考にしよう!
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