こんにちは、ネギチです。
ほとんどの会社に存在する「総務部」という部署。
- 総務部って何か楽そう!
- 誰でも働けそう!
こんなイメージを持っていませんか?
確かに、技術部門のように特殊なスキルを必要とするわけでもないですし、営業部門のように厳しいノルマに追われることもありません。
しかし、そこにはまた違った大変さがあるのです。
総務部員として2年働いた経験を基に、総務の仕事のリアルをご紹介します。

総務に配属が決まった人や、総務の仕事に興味がある人の参考になったらうれしい!
総務部ってどんな仕事?

総務部の仕事内容は、主には下記のようなものがあります。
私の働く会社(数千人規模の中堅メーカー)の例なので、中小企業では人事や経理まで含んでいるところもあったり、大手企業では広報や社会貢献は別部署が担っていたりすることもあると思います。
- オフィスの環境整備
- 食堂・駐車場・守衛管理
- 固定資産管理
- 福利厚生
- 社内イベントの企画・運営
- 社有車管理
- 交通安全
- 備品管理
- 防災
- 慶弔業務
- 情報セキュリティ
- 来客対応
- 地域との渉外
- 広報
- 社会貢献
- 社外窓口
総務部で働いてわかったこと
実際に総務部で働いてみて、気づいたこと、イメージとギャップがあったこと、総務部で働きたいという人に知ってほしいことについて書いていきます。
総務部の守備範囲は広い!まさに何でも屋

上記で紹介した業務以外でも、新しく発生したけどどこの部署に該当するのかわからないといった業務はたいてい総務部に回ってきます。
私のいる部署では、「三遊間のゴロが抜けないように」をモットーに拾っているのもあって、「これはうちの部の仕事かな?」と思うこともよくあります。
一方で、総務部はお金を生み出さない間接部門で人数は限られているため、一人があれもこれも兼務するという事態に陥りがちです。
ずっと一つのことに集中して仕事をしたいタイプよりも、複数の案件を切り替えながら働くのが得意というタイプの人の方が向いているかもしれません。
会社の情報通になれる

総務部にいると自然と会社情報に詳しくなれます。
総務部は会社全体をサポートする立場なので、さまざまな部署とつながりができやすいため、会社や各部の動向を把握しやすいと思います。
また、総務部にいると社長などの経営層とも仕事上で関わることが多く、経営層の考えを直接聞ける機会もあるため、会社方針や動向をしっかり理解できたり、まだ社内ではオープンになっていない情報を事前に知れることもあります。
フットワーク軽く、泥臭く働く

総務部というと空調の聞いた部屋でのんびり働いていそうなイメージがありますが、意外と仕事内容は泥臭いです。
たとえば、社内で「ドアが壊れた」などのアクシデントがあったときには早急に現場に駆けつけたり、社内イベントではスタッフとしてずっと動き回っていたり、社外からのクレームが入ったときには時間との勝負で対応を検討したり。
突発対応も多いので、フットワーク軽く動ける人には特に向いていると思います。
地味だし報われない、けど感謝される

総務部は結局は花形部署ではないので、大々的に評価されることは少ないです。
縁の下でサポートをしていても、他部署からは「暇そう」「細かいことにうるさいな」と思われることもある損な役回りだと思います。
しかし、そういった総務部の働きを見てくれている人は必ずいます。
「総務部のおかげで助かった」と感謝されることもありますし、真っ先に頼ってもらえたりすることもあるポジションです。
自分がスポットライトを浴びて活躍したいという人には向いていないかもしれませんが、裏方として会社を支えることにやりがいを見出せる人にはよいと思います。
ルーティンから企画型にシフト傾向

総務部の仕事は管理業務がメインなので、圧倒的にルーティンが多いです。
しかし、総務部員は淡々とルーティンをこなせればよいという話ではなく、それらのルーティンが回るよう仕組みを作ること、改善していくこと、まったく別のアプローチからの課題解決を考えることが求められています。
理想を言えば、ルーティン業務は仕組みが固まればアウトソーシングして、自分たちは新しい付加価値を生み出せることに取り組んでいこうという風潮です。
この流れは今後も加速していくと思いますので、総務部はルーティンをやっているという昔ながらのイメージでいるとギャップがあるかもしれません。

社内コネクションをつくりたい人や、問題解決が得意な人には向いてるよ!

脚光を浴びたい人や、一つのことを突き詰めたい人は別の部署の方がよいかも…
まとめ:総務部の仕事はみんなが思うより楽じゃない
この記事では、総務部の仕事の特徴について書いてきました。
総務部は、
- 守備範囲が広い!まさに何でも屋
- 会社の情報通になれる
- フットワーク軽く、泥臭く働く
- 地味だし報われない、けど感謝される
- ルーティンから企画型にシフト傾向
という特徴があります。
大変な部分もありますが、多方面で会社に貢献できる重要な仕事だと思います。
私が働いていた会社の話がメインなので、他の総務部では全然違うよという箇所もあるかもしれませんが、参考にしてもらえたら幸いです。
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