こんにちは、広報ウーマンのネギチです。
仕事をしていると理不尽なことが多々ありますが、その中でもやっかいなのが「社内の敵」です。
「こういう案で進めたいと思います」と専門のチームで検討した内容を話しているのに、「いやいや、それより…」と詳しいわけでもないのに的外れな口出しをしてくるオジサン、どこの会社にもいませんか?
社外とのやり取りよりも、社内承認に悪戦苦闘して仕事がなかなか前に進まないというのは、よくある話だと思います。

モンスターと対戦しているのに、味方が全員メダパニ状態で自分を攻撃してくる、みたいな感じ!
この記事では、そういった仕事の足を引っ張る無能な上司の特徴と、どのように対策するべきかをご紹介します。
無能な上司の特徴3選
実際遭遇したことがある無能な上司はいろいろな人がいましたが、その中でも特徴的な3パターンの上司をご紹介します。
1. 現状維持が大好き
使えない上司に多いのが、現状維持第一主義です。
人間は変化を恐れる生き物ですが、世の中は日進月歩で進んでいるので、ずっと同じ仕事をしていていいわけはありません。
しかし、かたくなに変化を嫌うタイプの上司がいます。
以前、新規の広告出稿を提案したときの話です。
「この広告、ターゲットにも合っているし金額も割安でよいと思うんです!」
「ここの広告に前に出したことあるの?」
「ないですけど…(だから何だろ)?」
「前例がないんだったらダメだよ」
「…???(何言っているんだこいつ)」

この理論だと一生新しいことできないね…
この手の上司は若手が新しい発想の企画を持ってきても、とりあえずできない理由を探します。
おそらく失敗をして責任を取りたくないので、常に無難で自分も知っている方法を選択しているのだと思います。
2. 自分が主役じゃないと嫌
典型的なワンマン上司にありがちなのが、自分の意見をとにかく反映したい病。
このタイプは何でも自分中心に回したいので、人の企画に「いいね」だけで終わることはほぼありません。
常に「俺だったらもっとよいアイデアがある」と思っているため、ご親切にも俺アイデアを紹介してくれます。
たまにクリティカルなよいアイデアが提示されるときもありますが、困るのは箸にも棒にもかからないようなアイデアのときです。

どうしてその発想になった?ってアイデアを自信満々に言ってくることがあるよ!
プライドが高く否定されることを嫌うので、「それはないわー」と言うわけにもいかず、どう軌道修正を図るか苦労することになります。
3. あっちにもこっちにも忖度
外から見ると気配りができるよい人なのに、一緒に仕事をすると疲れるのがこのタイプ。
「A案で進めてよいでしょうか?」
「うんいいね、でも部長がB案みたいなの好きなんだよね」
「では、B案にしますか?」
「それもいいね、でも本部長はこういう考え大事にする人だからC案が近いかも」
「では、C案ですか?」
「ありだね、でも社長の意見とは少し違う気もするし」
「(もうどうしろと!)」
社長の考え、役員の考え、部長の考え、関連部署の考え、みんながどう思うかを忖度するあまり、なるべくみんなが納得する方向に持って行こうとしてきます。

最終的に全部のエッセンスを盛り込んだよくわからない企画になるあるある
無能な上司の攻略法
1. 「現状維持が大好き」タイプの攻略法
このタイプの攻略法は2つ。
上司より偉い人のお墨付きを得る
このタイプは「長い物には巻かれよ」思考な人が多いです。
上の人が推している場合、その案を選択する理由ができるので意外とすんなり話が進む傾向にあります。
しかし、縦社会で気をつけなければならないのは、上司を飛び越して相談をすると激怒する人がいるということ。
たまたま知り得た情報というスタンスで臨む、上の人からアクションを起こしてきたとするなど、意図的に上司を外したのではないことが伝わる形を取るのがベターです。
他社での成功事例を紹介する
このタイプは未知なものを苦手としているので、成功事例を共有してイメージを膨らませてあげましょう。
特に、身近な企業やライバル企業の成功事例の方が心を動かしやすくてよいです。
たとえば、「GoogleやAppleではリモートワークをしていて」なんて熱弁を奮ったところで、「それはそうだろう。うちとは違う」としかならないですよね。
「同じ市内のあの中規模な会社でもリモートワークを始めたらしく」といった話の方が、保守的な上司には響くと思います。
2. 「自分が主役じゃないと嫌」タイプの攻略法
このタイプに有効なのは「アイデアの誘導」です。
どんなに論理的に優れた案を提案したとしても、「俺は好きじゃない」「俺はそう思わない」という根拠のない言葉でひっくり返してくるのがこの手の上司です。
結局のところ、俺案かどうか、俺が周りから評価されるか、俺が目立てるかが彼の中では重要なのです。
そこで、不毛なやり取りは避け、手柄はくれてあげましょう。
上司に持っていくのは完璧なプランよりも少し余地のあるプラン。
まだこの部分が完璧ではないけどと上司に相談すれば、ここぞとばかりに俺案を披露してくれることでしょう。
おかしな方向性の案を出されないよう、ゴールに近づくヒントは散りばめながら会話をするとよいと思います。
俺案を盛り込むことで上司は満足するので、その後のプロジェクトが進めやすくなります。

面倒くさっ…メガネの探偵ボウズみたいに麻酔銃で眠らせて操りたい
3. 「あっちにもこっちにも忖度」タイプの攻略法
このタイプには正攻法で「不安要素を一つずつなくす」のが有効です。
どこかから指摘だったり文句だったりが入ることを恐れているので、事前に関係各所に懸念点を確認するようにしましょう。
上司が「経理上は問題ない?」「スケジュール的には大丈夫?」など聞いてきたときに、すぐに答えられると、ちゃんと周囲への影響が見えていると安心し、徐々に信頼を得ることができると思います。
また、忖度し過ぎの企画にならないよう、自信を持って「この案で間違えないです」という態度で押し切ることも重要です。
まとめ:無能な上司にはそれぞれの攻略法で!
まとめると、仕事の足を引っ張る無能な上司にはいくつかの種類があり、それぞれの特徴に適した攻略法で仕事を進めるとよいです。
- 「現状維持が大好き」な上司には、
上司より偉い人のお墨付きを得るか、他社での成功事例を紹介しましょう。
- 「自分が主役じゃないと嫌」な上司には、
上司がよいアイデアを出せるように誘導しましょう。
- 「あっちにもこっちにも忖度」な上司には、
考えられうる懸念点を一つずつつぶして安心させてあげましょう。

攻略法でも無理ってときは、無能な上司がいなさそうな職場に転職するという最終手段を考えよう
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