こんにちは、ネギチです。
「これからの時代はITだよ。ITを勉強しなきゃ!」
こんな風に言われたことがある、思ったことがある人は多いのではないでしょうか?
サラリーマンをやっていると、会社から自己啓発で英語や簿記の勉強を求められることが多々ありますが、近年ではそこにITが追加された印象です。

今の若手は求められるレベルが高くて大変!
しかし、IT系の職種でもないのに「ITを勉強しろ」と言われても、具体的に何をやったらよいのかさっぱりという人も少なくないと思います。
この記事では、オフィスワークの人向けに「仕事に役立つITスキル」をご紹介します。
ITスキルは広い!ポイントを絞った効果的な学習がおすすめ

私の職場には、とても勉強熱心な若手社員A君がいるのですが、そのA君も自己啓発の一環として「ITの勉強がんばります!」と言っていたことがありました。
そのときは「それは良いことだな」と思っただけだったのですが、1年後に諸々の振り返りをしていたときに「ITの勉強って何をしたの?」と聞いてみたところ、
A君「サーバーについて本で勉強しました!」
私 「…え?」
A君「メールサーバーについてです!!」
私 「…なんで?(ここIT部門じゃないよ?)」
という衝撃の会話をすることになったのです。
念のため言っておきますと、私の今いる部署は専門的なITスキルが必要になるような部署ではありませんし、A君は将来的にIT部門に異動したいという希望もないようです。
つまり、A君はオフィスワークに役立つITスキルを身に付けたいと思っていたはずなのに、なぜかメールサーバーについて勉強をしていたということです。
メールサーバーについて詳しくなるのが悪いとは言わないですが、普通のオフィスワーカーはそのスキルを活かす機会はほぼないため、せっかくの勉強が活かせない可能性が高いです。
貴重な時間を使って勉強するからには、費用対効果が高いITスキルを学んで、業務のパフォーマンスを上げていきましょう。

むしろ取っ付きにくいメールサーバーを選んだところがすごい!
オフィスワークの仕事に役立つITスキル
オフィスソフトを極める(Word、Excel、PowerPoint)

もしあなたが「勉強した成果をとにかくすぐに出したい」「今期の上司評価につなげたい」という考えでしたら、王道ですが「オフィスソフトの習得」を目指しましょう。
将来的にはAIの浸透によって情勢は変わると思いますが、現時点ではオフィスソフトはコスパ最強の位置にいます。
- Wordで企画書を作成する
- Excelで表やグラフをまとめる
- PowerPointでプレゼン用の資料を準備する
オフィスワークをしていて、これらのオフィスソフトを使わない人はほとんどいないと思います。業務に欠かせない存在で、かつスキルが見えやすいので上司受けもバツグンです。
まずは自分が一番業務に使っているソフトから勉強してみるとよいでしょう。
新しいアプリやツールを使ってみる

最近は、新しいアプリやツールが次から次へと出てきますよね。
Facebook、Twitter、Instagram、LINE、YouTubeの5大SNSで落ち着いたかと思いきやTikTokが流行ってきたり、Amazon EchoのようなAIアシスタント、PayPayやLINEPayなどのキャッシュレスアプリ、動画ストリーミング、家計管理アプリ、学習アプリなど、生活のほとんどのことがITと紐づいてきました。
仕事の場においても徐々に新しいITツールの導入が進んでいく可能性が高いので、最新技術や流行のツールになるべく触れておいて損はないと思います。
業務用でも個人用でも仕組みは似ているため、自部署で新しいツールの導入を検討するのに役立ったり、新しく導入されたツールでもスムーズに操作ができたり、プラスに働くことがあるでしょう。

逆に何回説明しても業務システムのやり方を覚えてくれないおじさんいるよね…
気になるアプリやツールを見つけたら、「まずは試してみよう」という気持ちを持つとよいと思います。
webでの情報発信力を身に付ける

これからの時代に欠かせないのが「webでの情報発信力」です。
「情報発信は、広報部とか人事部の仕事でしょ?」
と考えている人もいるかもしれませんが、これからはより多くの部署で、より多岐に渡る情報を発信する時代になります。
社外に発信するような情報を扱う部署でなくても、社内に発信したり、部内での共有にもwebを使う機会があると思います。
全員が身に付けるべきスキルではないかもしれませんが、情報発信のスキルを持っていれば、いざその機会が来たときに重宝されることは間違いなしです。
具体的には、
- WordPressなどのCMSを使ってwebページを作ることができる
- 仕組みとして、簡単なHTMLやCSSがわかる
- 見やすいデザインを設計することができる
- アクセス解析ができる
このあたりを目指してみるとよいでしょう。
「百聞は一見にしかず」なので、やる気のある人は実際にブログなどを作ってみることをおすすめします。
プログラミング的思考を理解する

2020年度から、小学校での「プログラミング教育」が必修化されたように、世間でのプログラミングへの関心は高まっています。
しかし、プログラミング教育の必修化の目的は、プログラミングがバリバリできるITエンジニアを量産することではなく、コンピュータの思考パターンを理解できる人材を育成することです。
人間が無意識にやっていることでも、コンピュータの思考は必ず一定のルールに基づいていて、作業手順は明確になっています。
たとえば、「洗い物をする」というミッションがあったとき、人間相手でしたら「洗い物しておいて」で通じますが、コンピュータが相手ではそうはいきません。
- スポンジに洗剤をつける
- お皿の数だけ、下記を繰り返す(for文)
- もし洗剤が足らなかったらつけ直す(if文)
- スポンジで洗う
- 水で洗剤を落とす
- 水切りラックに入れる
近い将来、それまでは人間の部下に頼んでいたことをコンピュータに指示をするようになり、コンピュータの思考を理解し、コンピュータと会話ができる能力が役立つようになると思います。
プログラミング的思考を勉強したい人は、「Progate」や「Swift Playgrounds」といった楽しく学べるアプリに挑戦してみるとよいのではないでしょうか。
まとめ:ITスキルは範囲が広いので、効果的に役立つスキルを身に付けよう!
この記事では、オフィスワークの仕事に役立つITスキルを紹介しました。
- オフィスソフトを極める(Word、Excel、PowerPoint)
- 新しいアプリやツールを使ってみる
- webでの情報発信力を身に付ける
- プログラミング的思考を理解する
重要なことは、自分がどういう仕事をしていくのか、どういうシーンでITと関わっていくのか、そのために何を学ぶべきなのかをイメージしておくことだと思います。

目指すべきところを把握したうえで、効果的にスキルアップをしていこう!
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