【体験談】就職前に知ってほしい、メーカー勤務のデメリット3選!

こんにちは、ネギチです。

就職や転職を考えるときに「メーカー企業」って人気がありますよね。

メーカーには、モノづくりに携われる、ホワイト企業が多そう、海外で働けそう、などの多くの魅力があるからだと思います。

一方で気になるのが、会社説明会では聞けないデメリットの話ではないでしょうか。

私は自動車関係の大手メーカー2社で勤務してきました。

基本的には好きでメーカーで働いていますが、内心は「これはメーカーのデメリットでは?」と感じていることもあります。

メーカーに入社してから後悔しないように、メーカーのデメリットについても知ってもらえたらと思います。

ネギチ

体験談を基に私が考えるデメリットを紹介していくよ!

目次

メーカーのデメリット① 工場実習は想像よりも地獄

多くのメーカーでは、入社後の研修として実際の現場での工場実習を用意しています。

中途入社者は免除の場合もありますが、新卒の場合は避けては通れない行事と言えるでしょう。

私も入社して3カ月くらい座学の研修を受けた後、2カ月の工場実習を経験しました。

入社前の会社説明会で、研修の一環で工場実習があることは聞いていましたが、そのときは「一日中立っているのか、大変だな」程度にしか思っていませんでした。

しかし、実際に経験してみると、

想像していた100倍くらい辛かったのです!!!

(これ誇張ではなく本当に!!)

研修とはいえ、工場で働く現場の方の一仕事を任されることになります。

(実際は研修生はすぐには使い物にはならないので1ではなく0.5くらいですが)

私の業務はラインに入って、大量の部品が入った箱が並んだ棚から、作業指示通りにAの箱から部品をいくつか取り出し、Bの箱から部品をいくつか取り出し、Cの箱から部品をいくつか取り出し、次工程で必要な部品が詰まったキットを作っていくものでした。

この一連の作業は2~3分で終わるので、終わったら次のキット、終わったら次のキット、終わったら次のキットというのを延々と繰り返します。

冷房のない工場だったので異常な暑さに体力が奪われる中、工場特有の音とにおいに囲まれて、休憩時間以外は自由にトイレに行くこともできず、ただひたすらにキットを1日8時間、残業があるときには10時間作り続けるのです。

女性社員は男性社員よりも体力的に楽な業務を割り当てられていましたが、それでも最終的にキットの重さは10kg程度にはなり、それを運んでいたので腰や肘を痛め、満身創痍な状態で働いていました。

ネギチ

体力自慢ではなくRPGでいうと僧侶か魔法使いタイプなので、本当HP削られたのだ

体も辛いのですが、それだけではなく単純作業で時間の経過が遅く感じるのもしんどかったです。

慣れてくると作業自体は頭を使わないので、尋常ではない退屈が訪れます。そろそろ1時間経ったかなと思い時計を見ると、10分しか経過していないということがしばしば。

脳が鈍化していくような、自分がロボットになったような言い表せない気持ちになっていました。

ネギチ

長く感じすぎて、あと「53日と2時間」みたいに毎日カウントダウンしてたのだ…

同期や先輩の声を聞くと3割くらいは「楽しかった」と言っていたので、工場実習が辛いかどうかは人によるかもしれませんが、体力がない人や単純作業が苦手な人は覚悟して臨んだ方がよいでしょう。

メーカーのデメリット② 勤務地が田舎になりがち

メーカーの場合、本社が地方にある大企業も多いですし、本社は都会でも工場や営業所は地方にあるという会社がほとんどです。

そのため、メーカーに就職する以上は、勤務地が田舎になるリスクがついて回ることになります。

私は学生の頃、社会人になったら長財布を片手に「今日のランチどこにする?」と毎日おいしいお店巡りをするんだと思っていました。

しかし残念ながら、勤務地を見た時点でこの夢は砕け散りました。

メーカーで田舎勤務の場合は、ランチは社員食堂かお弁当、この2択です。

基本的に会社から歩いて行けるような場所にお店なんてありません。あったとしても、おしゃれランチというイメージからはかけ離れている可能性が高いです。

ネギチ

今の会社からは半径2km以内にお店を見た記憶はないような…

社員食堂の場合、手頃な値段で栄養バランスがよいものを食べられるというメリットもあるので悪いことばかりではないですが、キラキラOLみたいな生活を送りたい人には残念なポイントでしょう。

そして、さらに苦痛度が高いのが、車通勤の渋滞です。

田舎では公共交通機関はほぼ機能していないので、9割以上の人が車通勤という状況になると思います。

メーカーでは工場があることもあり社員数が多いので、かなりの人数が同時刻に同じ場所を目指すこととなり、会社までの道のりは当然のように渋滞します。

私は本来30分くらいの道を1時間かけて通勤していたので、渋滞ストレスが半端なかったです。

定時退社日は普段よりもさらに混むので、あえてどこかで時間をつぶしてから帰るようにしていました。

ネギチ

定時退社日なのに定時に帰れないという…

距離で通えると判断するのではなく、どれくらい渋滞するかを自分の目で確かめることをおすすめします。

メーカーのデメリット③ オフィスワーカーなのに作業着

メーカーあるあるの一つですが、オフィスワーカーでも作業着を義務付けられているという会社、結構あると思います。

服装にはこだわらない方や、制服の方がコーデを考えなくてよいので楽という方には問題ないと思いますが、好きな物に囲まれて好きな格好をしていたいと思うタイプの人にはこれもデメリットになると思います。

私も1社目のメーカーではオフィスカジュアルでしたが(これも部署によって当たり外れある感じでした)、2社目では作業着が義務付けられているため、作業着生活をしています。

作業着がルールというのはわかった上で入社したわけですが、

いざ作業着を毎日着るとなると、テンションがだだ下がりです!!

買ったばかりのコーデにお気に入りのジャケットを羽織って「さぁ働くぞ」となるのと、朝から混雑した更衣室で「今日もこのダサい服着るのか…」となるのでは、一日の気分がまったく違うわけですよ。

それが毎日積み重なると考えると、人によっては結構な苦痛感になるのではないでしょうか。

私の場合は、オフィスカジュアルの服装が好きだったので、「仕事に使うし必要経費だな」という言い訳でよく服を買っていて、それが楽しみにもなっていたので、なおさらつまらなく感じました。

ネギチ

洋服代は激減して節約にはなったけどね!

工場勤務の方は安全に働くために指定の作業着となるのはわかりますし、メーカーとしての誇りや一体感みたいなことを会社は考えているのだとは思います。

ですが、オフィスワーカーが作業着を着たところで、誇りや一体感が本当に生まれるのかは甚だ疑問なので、一刻も早く廃止されることを私は切に願っています。

まとめ:メーカーへの就職の前にはデメリットを把握しておこう!

この記事ではメーカー勤務のデメリットについて体験談を基に書いてきました。

  • 工場実習は想像よりも地獄
  • 勤務地が田舎になりがち
  • オフィスワーカーなのに作業着

メーカーへの就職を考えている人は、入社後にギャップが発生しないように、デメリットも理解した上で入社を検討してみてもらえたらと思います。

デメリットを書いてはきましたが、メーカーには多くの魅力もあるので、やる気のある人材に入社して活躍してもらえたら嬉しいです。

ネギチ

入社してみないとわからないことも多いので、体験談や口コミをいろいろチェックするといいかも!

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