広報ウーマンのネギチです。
「このweb制作会社、なんか微妙な気がするけど、変えた方がいいのかな?」
コーポレートサイトや社内webサイトの制作を担当していると、定期的にこの課題が発生します。
web制作会社に継続してサイト更新を依頼していると、デザインやコストの面で明らかにダメという場合はともかく、なんとなくもっとよい制作会社に依頼したいという理由では業者変更に踏み切りにくいということもあるかと思います。
私はSEをしていたときには制作会社側、今は広報でクライアント側として働いていて、「この会社に任せておけば大丈夫!一緒に仕事ができてよかった」と思えるようなよい例も、「この制作会社と続けていくのは厳しい」と思わせる悪い例も見てきました。
この記事では、クライアントの立場の人向けに「おすすめしないweb制作会社の特徴」をご紹介します。

これからweb制作会社を探したい人、この制作会社を継続してよいか迷っている人は参考にしてね
こんなweb制作会社には要注意

1. 言われたことしかやらない
クライアントからの不満で一番多いのが、「提案がない」問題ではないでしょうか。
「次は何を更新しますか?」
定期更新をしているwebサイトの制作会社からよく放たれる一言です。
クライアント目線だとこう思ってしまうわけです。
理想を言えば、
- 当社の経営方針や経営課題を理解してくれる
- 情報発信の目的とターゲットから一緒にコンテンツ内容を考えてくれる
- 社会ニーズや他社成功事例を取り入れた提案をしてくれる
- アクセス結果から分析して次のアクションを提案してくれる
こんな制作会社と仕事がしたいです。
クライアントは手足となって更新作業をしてくれる会社ではなく、自分たちだけでは思い付かないようなプロの提案を期待していることが多いです。
とはいっても、予算が低い場合は正直難しいとも思います。
webサイトの制作費用はピンキリで、その違いは人材のレベルと業務範囲によるところが大きいのです。
費用が高い会社では、現状理解や提案に優れた人材がいて、その仕事も費用に含まれていることがほとんどです。
しかし、費用が低い会社では、提案力に優れた人材がいるとも限らないですし、最低限の更新をするのが仕事の範囲と認識している場合があります。
「提案力が足らない」と思っているクライアントの方は、予算が許すようでしたらワンランク上の制作会社を検討するとよいかもしれません。

高いとこが全部よいわけじゃないから見極めが重要だね
2. レスポンスが遅い
web制作会社に関わらず全仕事にいえることですが、「レスポンスの速さ」はとても重要です。
普段のメールの返信、見積もり対応、不具合対応、レスポンス早く対応してくれる制作会社は頼りになります。
以前、当社のwebサイトが表示されなくなるという事件が起きました。
社外向けで毎日アクセスがあるサイトでしたので、気付いたときには青ざめた気分でした。

あわわわわ!はやく復旧しなきゃ!という感じだったよ
慌ててweb制作会社に電話をしたのですが…出ません。
しばらくしてディレクターにはつながったのですが、「開発担当者につなぎます」と言ったきり連絡が来ません。
ようやく復旧できたのは、24時間以上経ってからでした。
クライアント目線だとこう思ってしまうわけです。
理由を確認したところ、「開発担当者が不在で時間がかかった」というのが大きな理由だったようです。
体制がしっかりした会社ですと、担当者が不在でも代わりに対応ができる人がいるのが普通で、このような事態にはなり得ません。
web制作会社選びを考えているクライアントの方は、制作会社の体制も評価基準に入れることをおすすめします。
3. 専門用語が多くて何を言っているかわからない
「わかりやすい言葉で説明できるのが一流のエンジニアだ」
SEになりたての頃に先輩から言われた言葉です。

これって意外と難しいんだよね
自分とその周りでは当たり前に使っている言葉がクライアントには通じない。
どう表現したら伝わりやすいか、頭を悩ませた記憶があります。
そして、クライアント側になったら、この重要性がよく実感できました。
「あの問題の対策として、◯◯処理を使ってリダイレクトしたいので、××方式で実装してもよいですか?」みたいなメール(しかも長文)が制作会社から来ることがあります。
クライアント目線だとこう思ってしまうわけです。
もちろん、クライアント側にITリテラシーが低すぎて話がかみ合わない場合もあると思います。
しかし、元SEの私でもサジを投げたくなるような言葉で伝えてくる制作会社がいるのも事実です。
クライアントの方は、難しい言葉を使いすぎな制作会社にはご注意を!
4. ミスがあったときの返答に疑問
人間なのでミスをするのはやむを得ないのですが、その後の返答にもやっとすることがあります。
webサイトを更新する場合、通常は制作会社がテストページを作成し、クライアントが確認をします。
認識のズレやケアレスミスをつぶすため、一つ一つ項目をチェックしていき、修正点を制作会社に伝えます。
このときに明らかに制作会社の不備によるものであっても、
「了解です!対応します!」
とだけ返信をしてくる制作会社がたまにいます。
クライアント目線だとこう思ってしまうわけです。
他意がないのはわかっていますし、謝ってほしいわけではないのです。
ただ、クライアントは丹念に確認作業をして、本来は制作会社サイドで止めてほしいミスを見つけているので、それに対して一言あってもよいのではと思ってしまうのです。
「気付いてくれて助かります」「失礼しました」など、一文追加するだけでもクライアントは気分よく働けます。
細かい話ですし、全然気にしたことないというクライアントもいると思いますが、細かいところまで配慮できる担当者の方が他の仕事もできることが多いので書いてみました。
まとめ:コミュニケーション能力が低いweb制作会社は要注意
この記事では、クライアントの立場の人向けに「おすすめしないweb制作会社の特徴」をご紹介しました。
- 言われたことしかやらない
- レスポンスが遅い
- 専門用語が多くて何を言っているかわからない
- ミスがあったときに悪びれない
デザイン、納期を守れるか、コストといった基本的なこと以外でも、上記のような点にも着目してみるとよいと思います。

信頼できるweb制作会社とよいものを作っていきたいね!
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