こんにちは、広報ウーマンのネギチです。
「働き方改革」の波がいよいよ当社にもやってきました。
「働き方改革」が進めば、
- 1カ月のバカンスに行ける
- 残業ゼロで帰れる
- 満員電車に辟易とすることなく好きな時間に出社できる
- 自宅やカフェでも仕事ができる
- IT化でスピーディな仕事ができる
など夢を見てしまいますよね!

いま安易に「楽しみだな」と思った人!この話には落とし穴があるよ
それは、昭和モデルの会社は「働き改革」で幸せになれないということ。
前述したような制度をすでに実現している会社もありますが、ベンチャーだったり、大企業の中でも先進的な会社がほとんどです。
そういった会社と、いまだに時代遅れな仕事をしている会社では、「働き方改革」によってもたらされることがまったく違うのです。
この記事ではその理由を説明していきます。
昭和モデルの会社は「働き改革」で幸せになれない理由
上司の指示は絶対、いまだにハンコリレーがはびこり、びっくりするほどアナログな仕事の進め方をしている。
そんな昭和からタイムスリップしてきたような会社が、生産性の高い働き方にシフトするのは苦労するでしょう。
上司の意識が低く「働き方改革=残業管理」だと思っている
「働き方改革」が始まったものの、上司の口から出るのは「残業時間を減らすように」のみ。

こんな会社は要注意!(当社もまさにこれ)
上司はおそらく「働き方改革=残業管理」と理解しています。
そもそも「働き方改革」とは、
多様で柔軟な働き方を選択できるようにするための改革です。
働き方改革は、一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいきます。
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/ichiokusoukatsuyaku/hatarakikata.html
実現に向けた重要課題として、「長時間労働の改善」が挙げられていますが、本来はあくまで手段のはず。
体制の整備、ツールの導入、業務のアウトソーシング、帰りやすい環境づくりなどを実施して、適切な労働時間を目指していくのがあるべき姿です。
しかし実際は、
- 仕事量は変わらない
- 担当者の人数は変わらない
- 仕事の進め方も変わらない
- でも、残業時間は減らしてね

無理ゲーだね⭐︎
完全に「残業時間を減らすこと」が目的になっています。
手段を考えるのは、社員一人ひとりに丸投げですね。
経営層や上司が「働き方改革」をこのように捉えていると、今までの負担はそのままに、個人で効率化していくという仕事が増えたことになります。
具体的施策を推進できる人材が少ない
全社をあげて推進していこうとなった場合、具体的に何をやったらよいか、社員にはどう浸透させるのかを考え、実現に向けて旗を振る人が必要です。
しかし、昔ながらの方法でずっと仕事をしてきた人がほとんどの中、大きな改革に立ち向かえる人は少ないでしょう。

そもそも現状維持がよしとされてる雰囲気だと、なかなか変えようって思わないよね
ノウハウ面でも不足している可能性が高いので、外部からコンサルを呼ぶのも一つの手だと思います。
ITリテラシーが低くて対応できない
生産性向上を考えたときに、AIやRPAの活用は効果が見込めそうですよね。
しかし、昭和モデルの会社はいまだに紙の申請書を印刷して社内便で回していたりするので、システム化に慣れていない人が多いです。

ワークフローが導入されたのに、画面を印刷して紙で確認とるよう指示されたことあるよ!
AIやRPAといった仕組みだけ導入しても、社員に浸透しなければ意味がありません。
仕組みの整備と並行して、社員のITリテラシー底上げを図るとなると長期戦になる可能性は高いでしょう。
まとめ:昭和モデルの会社は「働き改革」と相性が悪い
この記事では、昭和モデルの会社は「働き改革」で幸せになれない理由について書きました。
とはいっても、「働き方改革」によってすぐに幸せな働き方を得れるわけではなく、越えなければならない高い山々があるという意味です。
伸びしろは大きいですし、これを機に昭和モデルを脱却するチャンスと考えることもできます。
昭和モデルの会社に勤めている人は、いつ「昭和の働き方」が「令和の働き方」に変わっても順応できるよう、心構えとスキルアップ をしておくとよいと思います。
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